平屋の邸宅の庭
お住まいになっていたご自宅の建て替えに合わせてお庭もやり替えたいとのことで、外構工事のご依頼を頂きました。
200坪程ある広々とした敷地。建物は平屋造りに建て替えられました。
お庭に以前からあった大切な樹木はいくつか残しつつ、お外を楽しめるようゾーニング。建物との調和や庭とのつながりを特に大切にした外構・庭デザインにしています。
そこへ、タイルテラスやハードウッドのアウトドアリビング、オージープランツを楽しめる花壇を施工しました。
また、人工芝敷きや砂利敷きなどを広く平らな場所に施工しており、外構工事の際にも仕上がりが美しくみえるよう、注意しながら職人さんが作業をしてくれていたりします。
また、自然石で造ったファイヤーピットなども、どう配置するとそれらしく落ち着きがもたされるのか、なども職人技あってこそです。
植栽は数種類のオージープランツを採り入れました。
カリステモン、カンガルーポー、アステリアウエストランド、ヘスペラロエ、
アガベ、グレビレア、バンクシアバースデーキャンドルなど。
重厚感のある外壁に、彩が加わり、魅力的な風景が生まれました。
ご新築された平屋の邸宅です。広い中庭に面した建物側は、広いウッドデッキとタイルテラスが横に広がり、お庭の景色をより楽しんでいただける空間に。庭との段差も少なくすることで、より間取りの延長と考えられるアウトドアリビングになっています。建物は住友林業様です。木造のあたたかみと重厚感がありますね。
リビングからつながるタイルテラス。個性的な質感がある大判サイズのタイルは名古屋モザイクのブックマッチ600角です。格式ある聖堂で用いられていた石材でブックマッチ模様と言われたいたものがあったそうで、その模様をタイルで再現されているそう。奥深さが感じられます。テラスの隣は人工芝敷き。メンテナンスがとても楽になるのでおすすめです。人工芝の施工は意外と手間暇がかかり、敷く前にしっかりと土地を平らにならしておかないと凹凸が出てきます。ですので、今回もしっかりと転圧後に敷き詰めて。また、人工芝同士の境目が目出さないようにも注意しながら施工を進めていきました。
ウッドデッキ周りには、自然石のファイヤーピットを作りました。大切な人たちと火を囲めるよう、サークル状にしています。その周りには風合いの豊かな細かな砂利を敷きつめました。河原の涼しげな雰囲気も感じられます。砂利は十六夜という商品で、約1t分敷き詰めています。
お庭側はクローズド外構デザインとなっていますが、壁で仕切るのではなく、シンプルなラインで閉じるだけにしました。門扉とフェンス、いずれもシンプルなライン、色はブラックで統一。門扉はLIXILのラフィーネ門扉(ブラック)を、YKK APのルシアスフェンスLite(カームブラック)を施工しています。陽が傾きだしてから現れる影に美しさがあります。
こちらは道路に面した外庭です。建築の基礎を高くしていただいていることで立体的な築山を、自然石でつくることが出来ました。長い道路沿いに、雰囲気のある石造と、オージープランツを数種類植えてゴロタ石や、自然石を敷き詰めました。洗い出しのアプローチは門柱へと延びています。
趣のある石像は猿の親子。銅葉のコルジリネと共にお客様をお出迎えしてくれます。
満開のブラシの木です。
オージープランツの鉢植え。
こちらは象の親子の石像です。
ロックガーデンには数種類のオージープランツを配植しました。カリステモン、カンガルーポー、アステリアウエストランド、ヘスペラロエ、アガベ、グレベリア、バンクシアバースデーキャンドルなど。
ロックガーデンといえばアガベ。
自然ゴロタ石(チャート)さまざまな色が織りなす暖色の石。自然石(ガーデンブラウン)雨に濡れると明るく美しさを増します。
平屋の邸宅に影が増してきました。
陽が落ちる頃に灯される照明でライトアップしました。アプローチを歩く人がまぶしくならないように、照明の向きを調整しています。軒裏にも影と光を投影しました。用いた照明器具はタカショーのローボルトスリム(広角)タイプ。
ライトアップされたバンクシア。昼間とは違った表情です。