森の中を散策する時のような、様々な樹木の表情を感じられる自然なアプローチ。
雑木の樹々を抜けた先には重厚なブリティッシュスタイルのお住まいがあります。
重厚なファサードを持つ総レンガ張り建物とは対照的に、樹木や曲線で柔らかい印象のアプローチと前庭を計画しました。
イギリスの都市を離れた場所で出くわしそうな景色を想像してプランニングいたしました。
シンメトリーな建物と自然なアプローチの対比が感じられるファサード。
方形のタイルやレンガで構成された建物に対比して、乱形石や曲線状の花壇を配置。お互いの特徴を引き立て合う計画です。
雑木に森を歩いているような自然な空間を目指し、石張りも敢えて目地を詰めず、ヨーロッパの雰囲気を取り込みました。樹木は山採りのアオダモ、エゴノキ、ヤマボウシ、ハイノキなどが選択されました。
門柱はウリン角材を採用。経年でより一層自然に溶け込んだ色味に変化します。門柱の後には常緑ヤマボウシの新芽が眩しく光ります。
絶妙に斜めにずらした積み方で、他では見かけることがないと思います。レンガはエスビックのマッシュソイル(アッシュブラウン)を採用しました。