コロナ禍で遠のいたリゾートホテルを自宅の庭にとのご依頼を頂きました。
主な施工範囲は、内風呂から続くスパ/露天風呂をメインに据えたお庭部分と、プライバシーを確保したクローズドのエントランス。3軒隣接のため、プライバシーの確保が重要ですが、目隠しにより開放感を失わないよう、空との繋がりに留意しました。メインのスパ/露天風呂エリアは、上方からの目隠しに大型の屋根が必要だったため、カーポートSCを採用。リゾート感の意匠を損なわないよう、柱部分を石張りで覆う加工等を施し、水平に続く塗り壁・ベンチとの繋がりを考慮しました。
リビングから続く中庭のアプローチには、リクシル社のタイルデッキとウッドデッキを組合せ、建物の通気と意匠性を考慮した作りを意識しました。
夜間はプランターもライトアップし、アイストップとなるような工夫を施しました。
露天風呂の縁部分は白い大理石、浴槽内はモザイクタイル、給水口にはイタリア製の蛇口を採用し、上質な素材を組合せた作りです。 写真奥のベンチ・アクセントウォールには花形のレリーフ、灯籠、リゾート感のある植栽を施し、全体としてバランスが取れるような配置を心がけました。
植栽花壇にはドラセナなどリゾート感を醸成する配植を工夫しています。
エントランスの階段は岩肌タイルとフロート加工を採用し、蹴込にはLEDバーライトを施工。夜間の歩きやすさとビジュアルの双方を担保しています。階段前には石張りのベンチも造作し、機能性を高めています。