梅雨も明け、本格的な夏を迎えました。
太陽の輝きと調和するような、夏の鮮やかな色の花からは、元気をもらいます。
この時期は雑草が伸び、虫も増えるので、お庭には悩みの多い季節でもありますね。
今回は雑草除けにもなり、害虫も寄り付かない、可愛く丈夫な”ヒメイワダレソウ”をご紹介します。
ヒメイワダレソウは常緑の多年草で、「リッピア」という別名でも親しまれている植物です。
日当たりさえ良ければ、どんな土地でも元気に育ち、草丈は15センチ程度。
地面を這うように茎が伸び、繁殖力旺盛で、他の雑草などを生えにくくします。
害虫のえさにはならない植物なので、お庭に広がることで、害虫の発生を防ぐことにもなります。
根もしっかりしているので土石流出防止、さらには砂漠緑化などに注目されている植物です。
耐寒性があり、踏んでも丈夫なので、グランドカバーとして、大変おすすめです。
花の時期は6〜9月と長く、可憐な花を花の絨毯のように咲かせる様子は、夏の青空に映え
お庭に柔らかで優しい印象を与えてくれます。
本来は常緑性ですが、寒さで地上部が枯れたようになった時には、一度刈込などのお手入れをしておくと見栄え良く冬越しできます。
それでも根は生きているので、春にはまた芽吹き、緑の絨毯となり、花の時期を迎えます。
花言葉は、夏の猛暑の中でも、花を次々に咲かせることから「誠実」。