梅雨も真夏日も苦手な草花が多く、庭の管理も難しい時期になりますが、
これからの季節でもよく開花して、頼りになる育てやすい草花といえば、『ペンタス』です。
星形の小さな可愛い花がたくさん咲いている姿は見ごたえがあり、
色は赤やピンク、白、紫、青それぞれの色の濃淡色八重、複輪咲きのものなど豊富で、
いろいろ集めても楽しく、何色かを寄せ植えても不思議と品が良く素敵です。
どんな植物にも相性が良いので、本当におすすめの草花です。
お手入れは花が散る前に花の少し下の茎を切ると、枝分かれして、可愛い蕾が絶えずつきますし、花びらの始末も簡単です。
花がいったん咲き止んだ時は、しっかり切り戻すと、きれいな形で、また成長します。
秋まで長く良く花を咲かせるので、月2回程度液肥料などを与えると良いでしょう。
さし枝で簡単にふやす事も出来ますので、夏・冬を避けた時期に3〜4節の長さに切ったものを、赤玉土にさして半日陰におき、
土が乾かないようにしておくと新芽や茎がのびてきて、1か月もすれば元気な苗に育ちます。
ペンタスの語源はギリシャ語の『5pente』花びらの数からきており、
英名の「Star cluster(星団)」は、星のような花のカタチと、半球形に咲く様子にちなんで呼ばれています。
花言葉も、星のような形をしていることから、流れ星を連想して「願い事」「希望がかなう」
もうすぐ七夕になりますが、まさにこの季節にぴったりのお花ですね。