水溜まり改善 暗渠排水

2016年09月15日
秋雨が多く、台風のニュースも多い季節です。
近年は、ゲリラ豪雨なども社会的な問題になっていますね。

雨上がりには、玄関前のポーチが泥だらけになることも多く、土のついた石やタイルの掃除も一苦労です。

水はけの悪いお庭では、雨の影響もより深刻で、植物が根腐れしたり、外構にカビが生えることもしばしば。
お庭造りの上では欠かせない要素である、タイルや石貼りの経年変化による風合いも、
カビの影響で、徐々に見栄えの悪いお色に変わっていきます。
水はけの悪いお庭は、百害あって一利なし。早めに手を打つのが賢明です。

実は、水の溜まりやすい土地には『暗渠排水』が改善に有効な手段だと言われています。

「暗渠」とは、地下に設けた水路を指します。
地中にパイプを設置し、人工的に水路を作ることで、外へと水を流してしまう解決法です。

暗渠排水の施工にあたっては、地面を深さ40-50cmほど掘削し、暗渠パイプを入れ、その周りを水はけの良い砂利で埋設します。埋設時、暗唱パイプには、目詰まり防止のシートを巻いたり、水抜き穴を施します。掘削部分が浸透枡の役割を果たしますが、暗渠パイプも雨水枡に接続し水の経路確保します。

水はけが悪いお庭にお困りの方がいらっしゃったら、ぜひ暗渠排水をおススメしてください。
土質により必ずしも改善するとは限りませんが、水はけが改善、水溜りができにくくなり、
建物の基礎などに雨水の浸入を防ぎたい場合に考えられるとても有効な手段です。

写真は大和市のお庭より。
暗渠パイプを入れるために地面を掘削。
暗渠パイプを入れるために地面を掘削。
目詰まり防止用のシートを巻いて埋設。
目詰まり防止用のシートを巻いて埋設。
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