時間と共に作る庭

2016年08月24日
先日、5年前に施行を請け負わせて頂いた外構の電気照明メンテナンスに行って参りました。
完工直後と比べると、植物も大きく立派に育ち、タイルやウッドが良い風合いを出しています。

経年変化により、この外構独特の“いい味が出てきたな”と嬉しく思いながら、メンテナンス作業は無事終了です。

我々、造園の分野でも「エイジング加工」は広く一般的に使用される技術になってきています。
お客様のご要望で、意図的に時間の経過を感じさせるような施しを行う場合がありますが、
やはり日の当たり方や植物の相互干渉の仕方、時間と共にその場所でしか生じえない変化こそ物語を生んでいくと私は思います。
小手先の加工も大事ではありますが、時間が刻む本質というものを大事にしていきたいです。

(弊社施工事例 No.931 「英国風の外構とお庭」より)
照明メンテナンス中の外構
照明メンテナンス中の外構
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