外構プランの時よくご質問をいただくのは、防犯対策。
特に冬になると、周囲はシャッターが閉められ、部屋の明かりが届かなくなり、街頭だけで不安になりますね。
ではどんな対策がよいか。
留守中に部屋の電気をつけていく、テレビをタイマーでつける等、色々議論はあると思いますが、実は空き巣に入られるのは、留守中だけではないのです。
実際には、夕食中やテレビを見ている時、家事をしている時、他の事に注意が向いている時に、「留守の部屋」から侵入し、タイミングを見計らって悪さを働く事も多いとされています。
空き巣は家が留守なだけでなく、留守の部屋と考えたほうがよさそうですね。
外構プランとしてご提案できる例のひとつとして、周囲に砂利を敷くことがあります。
これは、侵入者が嫌がる意味もありますし、あくまで自分たちが気付きやすくする為でもありますね。
他には上部からセンサーライトを照らす事もあります。(太陽光が使用できるタイプであれば省エネにもなりますね。)
これは、表(玄関)の人目につく場所よりも、裏(庭)や陰になる部分、かくれんぼをしたら潜みやすそうな場所が良いのではないでしょうか。
外構以外でも、一人暮らし等家の中の人の流れが少ないお宅は、階段や廊下等、コンセントにさしておけるセンサーライトであれば、夜間の足下点灯対策だけでなく、潜む場所を無くす意味では、最も怖い鉢合わせを無くすためにも多少の効果はあるのではないかとおもわれます。
ただ、これらはあくまでの予防です。
侵入する前に数ヶ月、生活リズムを見張られている事がほとんどです。
最も大事なのは、防犯グッズに頼りすぎるだけでなく、犯罪の立寄ルートにリストUPされないよう、普段からゴミを外に出しっぱなしにしない、たばこの吸い殻を見つけたら即座に処分する等、周囲の手入れに気を配り、すきを見せない事が最大の防犯対策となるのではないでしょうか。