100坪のゆとりある敷地に建つ二世帯住宅の外構設計・施工を承りました。
アプローチについて、当初は2世帯共通の動線を検討しましたが、ネイルサロンのお客様が通る動線と親世帯の動線は分けた方がスッキリできるのではと再検討し、世帯ごとの2動線を設けることとなりました。
二世帯がそれぞれのプライバシーを確保しつつも、同じ屋根の下であるという距離感を大切に計画しました。
車庫もゲストの車も余裕を持って駐車できるよう、広めの間口を確保いたしました。
エントランス全体の景色。シンボルツリーの株立ヒメシャラの存在感が印象的です。
二世帯のアプローチはそれぞれ独立した動線を持ちますが、階段1段目は共通とし、世帯の繋がりを感じられるよう計画しました
レンガ張りの門柱を挟んで、2世帯それぞれのアプローチ階段となります。階段部分には各世帯ともに手すりを設置し、出入りのしやすさを確保しています。
900×450角の大判タイル(ニッタイ工業のマンハッタン)を採用したアプローチ階段。間口は1300mm程度確保し、ゆとりのあるアプローチを計画。階段上がった左側にはベンチを造作し、愛犬の足を洗ったり、小休憩できるような場所になるよう工夫しました。
アプローチには900✕450の大判タイルを採用し、ノイズの少ないタイル本来の美しさが作る場となるよう計画しました。
シンボルツリーのヒメシャラの後に、黒いレンガの門柱を配置。レンガは東洋工業のバロンブリックを採用しました。
床面にはインターロッキングのアクセントを配置し、コストを抑えつつも雰囲気のある床面を計画しました。インターロッキングには東洋工業のエクレルボーダーを採用しました。
お庭側には間口が15mもあるタイル張りテラスと植栽を施しました。お庭は1Fの親世帯がガーデンニングなどを楽しんでおられます。
夕暮れになると、照明が点灯します。 高低差のあるアプローチなので、階段エリアの明るさ確保は必須事項でした。シンボルツリーのライトアップが演出効果も高まります。
フロート階段の蹴込LEDライトが点灯し、演出効果と安全面の両面を担います。
ポーチエリアにはポールライトを数ヶ所配置し、暗闇ができないよう配慮しました。玄関ポーチ脇のベンチは、ちょっとした休憩場所となり、重宝しているようです。