瓦屋根に陶器製の外壁。いずれも焼き物特有の趣があり、侘び寂びを感じられる和モダンの新築建物でした。ご新築に合わせて外構のご依頼を頂き、和モダンに合わせて自然の色合いが美しい素材などを用いた外構プランをご提案させて頂きました。
素材は諏訪鉄平石やシックな色合いの自然石をアプローチに用いたり、日本で古くから親しまれている植物などを添えてみたり。
また、和の香りを感じて頂ける柔らかな曲線美も見どころです。
和風の外観の新築建物に合わせて外構をデザインさせて頂きました。
植栽も和を感じられるものをポイントで配植。少しの緑が添えられるだけで、空気感が変わります。
鉄平石は乾いているときはやさしい色合いで、水に濡れるとしっとりとした暗緑色のコントラストが出てきます。変化が楽しめるのも、自然石の魅力です。
シンボルツリーには紅葉だけでなく、春には美しい新緑や、ユニークな花が楽しめるイロハモミジを植えました。
門柱を丸くくり抜いた丸窓は施主様のご要望で、玄関正面の丸窓とリンクするモチーフを採り入れました。そこへシンボルツリーのイロハモミジを添えて。花壇は黒いピンコロ石で作っています。
門柱裏には宅配ボックスを設置しました。美観を損なわないよう、表から見えない場所を選んでいます。宅配ボックスはポストと一体型になっているルシアスシリーズです。
イロハモミジの足元には縁起の良いと言われる植物を中心に配植。常緑のクルメツツジ(久留米躑躅)、すっきりとした葉と白い実が美しいシロナンテンで少し高さを。下草には斑入りのフッキソウやヤブラン、リュウノヒゲを寄せ植え、四季の移ろいを楽しんで頂けるように選ばせて頂きました。
お庭側も、表側とつながるデザインにしました。菜園スペースの花壇にも曲線を取り入れて。目隠しフェンスには高さ1.5mの樹脂製にしました。芝生はお子様の遊びやすいように人工芝敷きに。メンテナンスも手間がかからず、ゆったり楽しんでいただけるプライベートガーデンとなりました。