白い壁で直線的な建物へ、和の趣が感じられる外構プランを施工させて頂きました。
門袖はモルタル仕上げのような無機質な質感のタイル張りとし、玄関前の目隠し(プライバシー確保)としても機能しています。前面道路沿いには、石張りで囲われた植栽帯とし、無機質な壁をキャンバスに植栽のみどりが映えるよう留意しました。 シンボルツリーは株立のアオダモを採用し、添景樹としてドウダンツツジやマホニアコンフューサを配置。メリハリのある植栽計画とし、自然な印象を与えられるよう工夫しました。
また、和室窓前側の門袖裏には、地窓から見える坪庭コーナーがあり、室内からも和の趣や季節感が感じられるような要素となりました。
施工後もまめにお手入れして頂いており、整った外構を維持して頂いております。
タイル張り門袖は高さを少し変えて前後に配置、その間に植栽スペースを設けて、狭いスペースでも奥行き感のあるファサードとなるよう設計いたしました。シンボルツリーには幅らなく趣のあるアオダモ、低木にはドウダンツツジやマホニアコンフューサを配植。
無機質なタイルにアイアン調の表札を設置。モノトーンで構成されたクールなファサードの表情です。(施主様の許可を得て掲載しています)
シンボルツリーのアオダモは幹がまだら模様なのが特徴的。また葉の密度も茂りすぎず、間がある所が幹の美しさを引き立てます。
タイル張り門柱の笠木には、薄くてシャープなデザインのエバーアートウッド笠木を採用。Detailにもこだわり、シャープな印象を作ります。
和室の地窓前には小さな坪庭。ちょうどタイル張り門柱の裏にあり、程よく外部とのつながりを感じられます。
坪庭には景石などで間を取りつつ、四季を感じられるような樹種を選定。モミジ、ヤツデ、マホニアコンフューサ、鳳凰竹などを配植しました。
小さい方の地窓前にはミツバツツジを配植。自然樹形の枝先に程よい間をもって花が咲きます。地窓の景色から季節を感じられたら良いなと思います。
葉より先に花を咲かせるミツバツツジ。華奢な枝と花です。
鈴なりに咲いたドウダンツツジの花。新芽は美しいライムグリーンで秋には真っ赤に紅葉します。
ライトアップされたファサード。シンボルツリーのアオダモと表札回りを照らします。
合わせ壁のコントラスト。ライトアップされるとタイル表面の表情も覗えます。