建物のリフォームに合わせて、お庭・外構部分も刷新したいとのご要望を頂きました。
お向かいには小さな商店があるため人の出入りが比較的多く、
これをなるべく遮断したプライベートな空間を作ることがテーマでした。
ウッドと塗り壁を組み合わせ・アクセントに石張りベンチと植栽を採用しました。
これらの構成要素、単体で作るよりも、上手く組み合わせることで動きがでるようになります。
見る角度によって全く異なる表情を見せる、エクステリアデザインにしております。
(東京都猪江市 エクステリアより)
玄関アプローチにはステップの追加が必要でした。ウッドデッキの形状とトーンを合わせ三角形のタイル張りステップを設け、デッキと同じ素材でウッド製の門柱です。
表・裏面ともにウッド張りの門柱。表札・インターフォンカバー・門灯・ポストとの相性も良いですね。
別の角度から見たウッドフェンス・塗り壁。土間の目地にはクリーピングタイムが茂っています。
駐車場部分は既存のコンクリートは残し、出入り部分のみ石張りと草目地でリニューアルしました。
石張りベンチの左側にはシンボルツリーのヒメシャラ、右側には常緑樹のソヨゴを配置しています。
白壁の裏はプライベート感のあるウッドデッキ。洗濯物干しやくつろぎの空間として活用頂けます。
外から見るとアクセントの石張りですが、実はフェンスの内側へ貫通していて、観葉植物などを置く台などとして使えるように設計しています。
フェンスの内側は大人が立っても頭が出ない程度の高さまで目隠しフェンスが設置されています。石張りのアクセントは花台としても活用できます。
ウッドフェンス・ウッド枕木の足元にはマホニアコンフューサなどの低木を配置。石張りやウッドは植栽と組み合わせるとお互いを引き立てる効果があります。
写真撮影時の5月はちょうどいろいろなお花が咲く時期でもあります。クリーピングタイムは紫色の小さな花を密集させて咲かせます。
ウッド門柱を正面から見た絵です。右側にはプライベート空間を隔てるウッドフェンス、左側には表札・ポストなどを配置する門柱を設置しました。
建物以外の敷地は駐車場と畑だけでした。今回のリニューアル工事で、アプローチやウッドデッキといった新たな要素を追加できました。
こちらの事例のライトアップした写真を、以下のページでご覧頂けます。
No.1080 ウッドフェンスと白壁に映る影