購入した中古住宅のお庭の状態が良くないとのことで外構リフォームのご相談を頂きました。
リビングと和室の掃き出し窓をつなぐウッドデッキは広めに確保し、その1段下には目隠し壁の内側にタイル張りのテラスエリアを設置。プライベートなアウトドアリビングとなりました。
隣地との目隠しにはウッドフェンスを設置し、ピンコロ積みの花壇と組合せました。
ウッドデッキ、タイルテラス、花壇それぞれに角度をつけることで、より使いやすい動線や存在感のある花壇が構成できるよう計画しました。
座面はウッド張り、立上りはタイル張りのベンチ。目隠しの塗り壁が背もたれも兼ねて、しっぽりと落ち着く空間となるよう計画しました。
背もたれを兼ねた目隠し壁は、ジョリパット塗装仕上げ。天端は斜めカットで動きがでるような工夫です。ジョリパットは屋外用の塗料で、汚れづらく、またブロック積みの強度を高める効果も期待できます。
ウッドデッキ、タイルテラス、乱形石張りと素材を組合せることで、互いの存在を引き立て合うよう、計画しました。
大きさ違いのタイルとウッドデッキのコンビネーション
日当たりの良いウッドデッキは日向ぼっこや干物など色々な使い方が想定できます。
ウッドフェンスをキャンバスに草花と中低木を配植。様々な植物が季節を彩ります。
花壇のピンコロは色をミックスさせて動きのある印象を与えられるよう計画。
新緑のモミジ。春から夏にかけて葉を茂らせて日陰を作ります。
リフォーム前は光があまり届かず、土も湿り気を帯びた状態に。デザイン次第で明るいプライベート空間に生まれ変わります。
シェードを張るための受けとして、目隠し壁の内側にウッドフレームを設置。コストを抑えつつ、機能性を大きく向上させ、おしゃれなお庭へと生まれ変わりました。