太宰府スターバックス

2017年4月7日
先日、偶然通り掛かった太宰府のスターバックスです。
かなり大胆な意匠で一時期話題になりましたね。

私自身も記憶にはありましたが、実物を目の前にするとはやはりとてつもなく目立っているなぁ...という印象でした。

天満宮の参道ですので当然、風致地区プラス景観条例等あるでしょう。
ここはそういった縛りの中でアイコンとして考えられた、とても意味深い意匠だと思います。
木組で中外の連続感を出しているのですが、店舗のエントランスとしてもしっかり機能していました。
(植木屋的にはアプローチのトクサが少し残念ではありますが...)
木組でいえば金沢駅も思い出しますね。こちらもかなりインパクトあるデザインに仕上がっています。

店舗や駅はあくまで商業施設、看板的な意匠がとても大事です。目立ってなんぼの世界です。
我々も店舗など集客を目的とする時は、多少管理コストがかかってもインパクトあるファサードを作ります。
さらに、10年先のことは考えず、短期的に効果のある意匠を提案することが多いです。
ディズニーランドを例に考えるとわかりやすいですね。
どちらかというと庭づくりよりディスプレイの作り方。イニシャルランニングコストと効果、そのバランスの取り方重視です。

反対に個人の庭など中長期的に考えた方がいい場合は、
完成時の見た目もとても大事ですが、最初から作り込まず、季節や時代に合わせ変化を楽しみながら、
徐々にアップデートを繰り返していくといった愛情持てる作り方をお勧めします。
スターバックス@太宰府のアプローチ
スターバックス@太宰府のアプローチ
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